
こんばんは!ケントです!
8月30日に行ったわたスペTHEATER 『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 のレポをお送りします!

まずご来場いただいた方、上映に際してご協力いただいた方、本当にありがとうございました。たくさんのご協力と駆けつけてくれた方々のおかげで、スタッフ一同「やってよかった」と心から思える空間・時間になりました。
耳の聞こえない両親のもとに生まれた健聴者=コーダである、五十嵐大さんの半生が描かれたこの作品。
同じ境遇である自分にとって、この映画は思い入れの強い作品でした。当日ろう者の方や圏域の手話サークルの方が観に来てくれたことももちろん、色々な方と一緒にこの映画を観ることができてとても嬉しかったです。
ろう者やコーダの苦労を誇張するわけでもなく、日常を丁寧に描いている。そして「聞こえる世界」と「聞こえない世界」、違うことはもちろんあれど、同じこともある。
そんなことをこの映画を通して改めて感じることができました。

この上映会を通して嬉しかったことが2つありました。
ひとつ目は感想コーナーにたくさんの素敵な感想が寄せられていたこと。
四角い小さな付箋とペンを用意し「お帰りの際に映画の感想を書いてください」とお願いすると、たくさんの方が協力して書いてくれました。「付箋収まらないほど書きたいことがある」と言ってくれた方もいました。
映画を通してそれぞれの胸の内に生まれた言葉を、書き出して貼ることで「そうだよね」と共感し振り返ることができ、映画から感じたものをさらに深く心に刻むことができた気がします。書いてくださった感想は、今もわたしの素ペースに飾らせてもらっています。感想をお寄せいただいた方、ありがとうございました。

ふたつ目は、八戸圏域のろう者、手話サークルの方と実際に会い、手話で会話をできたことです。僕は現在、生活の中で手話で話す機会は、実家がある群馬県に帰省した際の両親との会話だけです。
今回拙い手話ではありましたが、住んでいる地域の皆さんと会話ができ、手話ができてよかったと思うとともに、コーダである自分を少し誇れた気がします。八戸に住むコーダの方(同じ境遇の方)とも話すことができました。
手話で「わたしの素ペース、今度行くね」
「嬉しいです!待ってますね」という会話ができたのも嬉しかったです。ぜひまたお店でも話しましょう😊
あ、あとひとつ!
「階上町」の手話も教わりました。
告知動画の中では指文字を使って「は・し・上・町」と表現していたのですが、当日ろう者の方に聞くと、由来も含めて丁寧に教えていただくことができました。この地域ならではの手話表現というか、この地域の方々の手話表現を覚えることができて、仲間意識というとおこがましいですが、心の距離が少し縮んだ気がしました。ありがとうございました!

いつもわたしの素ペースで上映してきたわたスペシアター🎥
今回は出張編ということで場所を変えての上映。初の試みではありましたが、1部2部ともにトラブルなく上映することができ、楽しんでいただけたことが何よりでした。
改めましてご協力いただいた皆さん、ご来場いただいた皆さんに感謝しています。本当にありがとうございました!
今後ともわたスペTHEATERおよび、わたしの素ペースをよろしくお願いいたします!